PDF XChange ViewerでPDFを無料編集!使い方&トラブル対策
PDF XChange Viewerは、数多くのPDF編集機能をフリーで利用できるソフトウェアです。記事では、無料版でできる編集方法をステップバイステップで紹介し、よくあるトラブルとその対策をまとめます。初心者でもすぐに使い始められるよう、必要な情報を網羅しました。
PDF XChange Viewer のインストール
- 公式サイトへアクセス
https://www.tracker-software.com/product/pdf-xchange-viewer
ここから最新版をダウンロードできます。 - インストーラーを実行
- Windows 10〜11のPCを想定しています。
- 途中で「プロダクトキーの入力」や広告表示を選択できる画面がありますが、「Not now」を選ぶと無償版でインストールが完了します。
- 起動確認
スタートメニューから「PDF XChange Viewer」を起動し、タスクバーにアイコンが表示されればインストール完了です。
注意
無料版は「Professional(Pro)」バージョンへのアップグレードを勧めるポップアップが表示されることがあります。基本機能は無料で使えますが、広告に注意してください。
基本的な編集機能の使い方
PDF XChange Viewer での編集は「ツール」タブから行います。プロ版との差分は、編集パネルで利用できる詳細設定やエクスポート機能です。
1. テキストの追加・修正
- ツールバーの「Add Text」ボタン(Tのアイコン)をクリック。
- PDF 上にテキストボックスが生成されます。
- テキスト入力 → フォント、サイズ、色はツールベルトで変更可能です。
- 入力後、クリックを離すと位置が固定されます。
ポイント
- 既存のテキストを直接編集することはできません。既存テキストは削除して、新たに入力する必要があります。
- ただし、"Redact"(赤字塗りつぶし)を使い既存テキストを不可視化し、上に新しいテキストを挿入できます。
2. コメントと注釈
- ツールバーの「Comment」アイコン(吹き出し)を選択。
- ツールパレットから「Highlight」「Underline」「Note」などを選ぶ。
- マウスで選択領域をドラッグしてハイライトなどを挿入。
- コメント枠をダブルクリックしてメッセージを入力。
備考
コメントはPDFに埋め込まれ、他のビューアでも表示されます。
3. 画像や図形の挿入
- Insert > Image を選択し、画像ファイルをアップロード。
- 画像サイズはドラッグで自由に変更可能。
- 「Shapes」ツールで四角形・円・線などの図形を追加できます。
4. ステム・シンボル・スタンプ
- ツールバーの「Stamp」(スタンプ)アイコンをクリック。
- 既定のスタンプセットから選択、または「Custom Stamp」から自分で作成。
- スタンプを配置し、テキスト部分を編集可能。
5. フォームへの入力(Fill & Sign)
- Tools > Forms
- PDFに設置済みのフォームフィールド(テキストボックス、チェックボックス)をクリックして入力。
- 「Sign」機能で電子署名を追加できます。
PDFを保存・書き出しする方法
編集済みの PDF を保存するだけでなく、様々な形式にエクスポートできます。
1. 直接保存
- Ctrl + S で上書き保存。
- Ctrl + Shift + S で別名保存 → フォルダ指定・ファイル名変更。
2. 画像/テキストに変換
- File > Save As
- 画像フォーマット(JPEG, PNG, GIF)
- 画像単位の PDF(ページ毎に画像化)
3. Word/Excel へ変換
- File > Export → 「Export to Word」や「Export to Excel」
- フリー版の制限: 一部ページの変換が制限される場合があります。
- 変換後は「Adobe Acrobat Reader」や「Microsoft Office」で開くことが可能です。
4. PDFへの再圧縮
- 「File > Save As」 → 「Optimized PDF」
- ファイルサイズを小さくする際に画像解像度を下げる設定が選べます。
Pro版との差分(無料版でできないこと)
| 機能 | 無料版 | Pro版 |
|---|---|---|
| PDFのページ削除/挿入 | 可能 | 追加設定がある |
| OCR(文字認識) | 限定 | 高精度 OCR |
| 変更不可(編集制限)解除 | なし | 可能 |
| 詳細設定(バッファリング) | なし | あり |
| 複数ファイルの一括処理 | なし | 可能 |
結論
ほとんどの日常的な PDF 編集(注釈追加、画像挿入、テキスト追加)は無料版で十分です。高度な OCR や大量ページ操作が必要な場合は Pro 版を検討するとよいでしょう。
よくあるトラブルと対策
| トラブル | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| PDFが開けない | PDFが壊れている、または暗号化されている | 他のビューアで再確認、PDFの再作成、暗号化解除ソフトを使用 |
| テキストが入力できない | ファイルが「読み取り専用」や「セキュリティで保護」 | 「ファイル > Properties」→「Security」タブで設定確認 → 守備解除または管理者に相談 |
| 画像・図形が配置できない | 既存の PDF が注釈レイヤーを持たない | 「View > Annotations > Show > All」 で注釈レイヤーを有効にする |
| エラーコード 0x0x が出る | メモリ不足 | 開いている PDF を減らす、PC を再起動、他のアプリを閉じてから再試行 |
| スタンプが消える | フォローアップの再起動前に保存していない | 「Ctrl+S」で必ず保存、または「File > Save As」で別名保存 |
| アカウント確認(Pro)表示される | 無料版の期間が切れた、または更新が必要 | 無料版を再インストール、あるいは購入して有料版に切り替える |
具体的な対策例
PDF が読み取り専用の場合
- ファイルを右クリック → 「プロパティ」。
- 「属性」タブで「読み取り専用」のチェックを外す。
- 「適用」→「OK」をクリックし、再度 Viewer で開く。
暗号化 PDF を編集したい場合
- 無料ソフト:PDF解凍ツール(Smallpdf, ilovepdf など) を利用してパスワードを解除。
- 解除後に PDF XChange Viewer で開き、編集して保存。
- ただし、著作権で保護されたファイルは使用に注意。
PDF XChange Viewer 実践的な活用法
-
レポートや論文への注釈
- 「Blue Highlight」+「Note」で重要ポイントをマーク。
- 研究中の資料をまとめるのに便利。
-
契約書の比較
- 2つの版を開き、差分マーカーを使って違いを洗い出す。
-
業務マニュアルの修正
- 手順の追加画像を「Insert > Image」で挿入。
-
教育教材の作成
- 学習者に配布する教材に、問題文にコメントやヒントを付ける。
まとめ
- PDF XChange Viewer は無料で多機能な PDF 編集ツール。
- ツールバーから簡単にテキスト、画像、注釈、スタンプなどを追加。
- 保存・エクスポートは多様な形式に可能で、作業効率が向上。
- Pro 版にアップグレードできるオプションは有効ですが、基本作業は無料版で十分。
- よくあるトラブルは「読み取り専用」「暗号化」「フォント欠落」などが原因で、設定を確認・変更すれば解決できます。
これらのポイントを押さえて、PDF XChange Viewer を使いこなし、業務や学習、日常生活の文書編集をスムーズに進めてください。


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