PDFをそのまま翻訳する作業は、文書のレイアウトや画像を保ちつつ、テキストを正確に変換する点で一筋縄ではいきません。特に、無料で手軽に実行したいというニーズは高く、検索者は「最速でどうやって行えるか」と「どんなツールを使うといいか」を知りたがっています。以下では、PDFをそのまま翻訳するための最速手順と、実際に使える無料ツールを10個紹介し、各ツールの使い方、メリット・デメリットを詳しく解説します。
1. 最速手順 ― まずは「Google Translate」で試す
ステップ1:PDFを事前にテキスト化
- ① Google ドライブへPDFをアップロード
- ② ドライブ上でPDFを右クリックし「Google ドキュメントで開く」を選択
これにより、PDF内のテキストが自動で抽出されたドキュメントが作成されます。 - 画像や図表はそのまま維持されるため、後の翻訳でレイアウトが崩れにくいです。
ステップ2:Google Translate にテキストを貼り付け
- 抽出したGoogle ドキュメントを開き、テキスト全体をコピーします。
- ウェブブラウザで Google Translate を開き、**「文書」**タブを選択し「アップロード」をクリック。
- 先ほどコピーしたテキストを貼り付けるか、Google ドキュメントのURLを貼り付けて自動で翻訳。
- 翻訳後は「ダウンロード」から PDF 形式で保存できます。
これだけで、わずか数分でPDFをほぼ元のレイアウトを保ったまま翻訳可能です。
※ただし、レイアウトの微調整が必要になる場合は、後段でWordやLibreOfficeへ貼り付けて調整します。
2. よく使われる無料翻訳ツール 10選
| No. | ツール名 | 代表的な機能 | ファイルサイズ上限 | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Google Translate(Web) | 直接PDFアップロード、テキスト抽出、翻訳 | 25 MB | シンプル、無料、サポート言語数が多い | 画像内テキストは抽出不可 |
| 2 | DeepL Translator(Web) | PDFを直接翻訳、保持率高い | 50 MB | 翻訳精度が高い | 無料版は翻訳単語数制限 |
| 3 | Microsoft Word Online | PDF → Word → 翻訳機能 | 50 MB | Office 互換性が高い | 追加機能は有料版のみ |
| 4 | Yandex Translate | PDF → 文字列 → 翻訳 | 10 MB | 翻訳速度が速い | UIが日本語非完全 |
| 5 | Smallpdf PDF Translator | PDF → テキスト抽出 → 翻訳 | 15 MB | すべてブラウザ完結 | 翻訳結果の編集は不便 |
| 6 | DocTranslator | PDF → Word → 翻訳 | 100 MB | 無料版で多数言語 | ファイルアップロード時のセキュリティ懸念 |
| 7 | Reverso Context | 文書翻訳サポート | 10 MB | 用例が豊富 | フリー版で機能が限られる |
| 8 | Online OCR + DeepL | OCR抽出 → 翻訳 | 25 MB | スキャンPDFにも対応 | OCR精度に依存 |
| 9 | LibreOffice(オフライン) | PDF → Writer → 翻訳拡張機能 | 無制限 | 完全無料、オフライン作業 | 翻訳拡張は追加インストール必要 |
| 10 | Google Docs(翻訳機能) | ドキュメント → 自動翻訳 | 25 MB | Google の統合で操作が直感的 | フォーマットが崩れやすい |
ポイント別おすすめ
| 目的 | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| スキャン済みPDF | Online OCR + DeepL | OCRでテキスト化し、精度が高いDeepLで翻訳 |
| 大容量PDF | LibreOffice + OOo-翻訳拡張 | 無制限でオフライン作業 |
| 高速翻訳 | Google Translate | 即座に結果を取得可能 |
| レイアウト保留 | Smallpdf PDF Translator | 画像・表をそのまま出力 |
3. 無料ツールを組み合わせる最速ワークフロー
-
スキャンPDF→OCR
Online OCR を使い、PDF → テキスト を抽出。- 画像の精度は「高精度 OCR」を選択。
- 出力形式は「Word」推奨(後で編集しやすい)。
-
Word→翻訳
Microsoft Word Online または LibreOffice Writer を使い、翻訳機能で日本語→英語/その他へ変換。- Wordなら「レビュー」タブ→「翻訳」→「文書全体を翻訳」
- LibreOfficeなら「Extensions」→「翻訳拡張」インストール後に実行。
-
レイアウトチェック
翻訳後に「ページレイアウト」や「表・図の配置」を確認し、必要に応じて微調整。- 画像の位置がずれた場合は「画像の位置調整」ツールを使う。
-
再度PDF化
Print to PDF 機能で「翻訳済み.docx」をPDFに変換。- これで、元の形式を保持しつつ翻訳が完了。
具体的な操作例(Google Docs での一連の流れ)
| ステップ | 操作 | 画面イメージ |
|---|---|---|
| 1 | ファイル > クリックしてアップロード > Google ドライブにPDFをアップロード |
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| 2 | Google ドライブ上でPDFを右クリック > Google ドキュメントで開く |
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| 3 | ツール > 翻訳ドキュメント |
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| 4 | 言語を選択 > 翻訳 |
|
| 5 | ファイル > ダウンロード > PDF ドキュメント (.pdf) |
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4. 無料ツール使用時の注意点
- セキュリティ:機密性の高い情報は無料オンラインサービスにアップロードしない。
- 翻訳精度:機械翻訳は常に完全ではない。特に専門用語や業界用語は人間の校正が必要。
- ファイルサイズ:多くの無料ツールは上限がある。超える場合は分割や圧縮で対応。
- フォーマット崩れ:テキストの抽出時に行番号や改行位置がずれることがあるので、必ず最終チェック。
5. まとめ
- 最速:Google ドキュメントでPDFを開き、Google Translate で翻訳 → PDF ダウンロード
- 最も精度が高い:DeepL Translator(無料でも十分)
- 大量ファイル・機密ファイル向け:LibreOffice + OCR + オフライン翻訳
- 無料ツール10選:上記表で詳細に示したので、状況に合わせて選択
これらの手順とツールを使えば、PDFを「そのまま」翻訳しつつ、レイアウトや画像をできるだけ保つことができます。まずは気軽に試してみて、必要に応じてツールを組み合わせて最適なフローを構築してください。




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