PDFは業務でもプライベートでも欠かせないファイル形式ですが、単に閲覧できるだけではなく、編集・注釈・変換などの機能が求められる場面が増えています。2025年現在、各プラットフォーム向けに「PDFアプリ」が数多く登場していますが、どれを選べばよいのか迷ってしまうこと間違いなし。ここでは、実際に使ってみて性能・コスト・使い勝手に優れた10社の最新版アプリを厳選し、主要機能を比較してまとめました。これを読めば、用途別にベストな選択肢が見えてくるはずです。
1. PDF Studio (Qoppa)
- Windows, macOS, Linux に対応
- 高度な編集機能(テキスト挿入・削除・フォーマット変更)
- OCR(日本語・英語)対応でスキャンPDFも検索可能
- PDF/A などの長期保存フォーマット生成
- 1,000円前後の永続ライセンス もしくは 年間サブスク
2. Foxit PDF Reader Mobile
- iOS/Android 専用の軽量アプリ
- 署名・アンノテーション・フォーム入力が簡単
- クラウド同期(Dropbox, OneDrive など)内蔵
- 無料版でもほぼ全機能利用可
- 5,000円前後の月額サブスクも可
3. Adobe Acrobat Reader DC
- Windows, macOS, iOS, Android で統一UI
- PDF 変換(MS Office → PDF)も内蔵
- Adobe Document Cloud で同期&共有
- 無料版の注釈・印刷機能に加えて、Pro 版は編集・結合・差分比較
- 月額 1,200円〜のサブスク(教育割引あり)
4. Xodo PDF Reader & Editor
- 無料、Google Play で完全公開
- オフラインの編集・署名・共有が高速
- 15 GB までファイルをクラウド同期(Google Drive等)
- PDF 変換は限定(Office ↔ PDF)
- iOS/Android 共通デザインで同じ操作感
5. WPS Office PDF
- 日本語対応の PDF リーダー+編集機能を持つ office パッケージ
- PDF 作成・変換・結合・分割が一括
- 公式サイトから「PDF 無料版」を入手可能
- 広告付きのフリーモードと 4,000円/月のプレミアム
6. Google PDF Viewer
- Android 専用の軽量ビューワー
- 公式の PDF Viewer から簡易拡張機能のみ
- スキャン文書は OCR しない(Google Drive 連携で可能)
- 使い方は Google の PDF ヘルプ中心
7. SumatraPDF
- Windows 専用の無料オープンソース
- 画像・電子書籍(CBZ/CBR)も併せて閲覧可
- 拡張子 .pdf 以外もサポート(TXT, EPUB)
- 開発元は更新頻度が低いがセキュリティは堅牢
- 価格は無料(ただし Windows 標準でインストール不可)
8. PDF Expert (iOS)
- iOS 専用の高機能 PDF エディタ
- タッチ操作で直感的な注釈・フォーム入力
- Apple Pencil で手書き文字がそのまま入力可
- PDF/A 生成、暗号化・パスワード設定も可能
- 月額 680円〜または 3,200 円の永久ライセンス
9. MuPDF
- クロスプラットフォーム(Windows, macOS, Linux, iOS, Android)で小型ビューワー
- 開発元はコミュニティ駆動、完全オープンソース
- PDF 3, 4, 1, 2, 5 のほぼ全バージョンをサポート
- 価格は無料(商用の場合は許諾確認)
- 機能は閲覧専用だが、PyMuPDF でスクリプト制御可
10. Nitro Pro
- Windows 専用の高機能 PDF エディタ
- 15 分以内のページ編集が可能
- 変換(Word → PDF)・ワイヤーフレーム設計ツール
- クラウド同梱(OneDrive, SharePoint)
- 年間サブスク 12,000 円前後(学生割引あり)
主要機能比較表(抜粋)
| アプリ | PDF閲覧 | 編集 | OCR | 署名 | クラウド同期 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PDF Studio | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ▲ | 1,000円〜 |
| Foxit Reader | ✔️ | ✔️ | ✖️ | ✔️ | ✔️ | 5,000円〜可 |
| Adobe Acrobat | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | 1,200円〜 |
| Xodo | ✔️ | ✔️ | ✖️ | ✔️ | ✔️ | 無料 |
| WPS Office | ✔️ | ✔️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | 無料/4,000円/月 |
| Google PDF View | ✔️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | 無料 |
| SumatraPDF | ✔️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | 無料 |
| PDF Expert | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | 680円〜 |
| MuPDF | ✔️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | 無料 |
| Nitro Pro | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | 12,000円/年 |
備考
- 上記価格は2025年4月時点での標準ライセンスまたはサブスク価格です。
- 「✔️」は主要機能の有無を示し、同機能の違いは実際のUIや精度を比較する必要があります。
どのアプリを選ぶべきか?
- 総合的に使いやすい:Adobe Acrobat Reader DC もしくは PDF Studio
- 無料で十分:Xodo PDF Reader & Editor、SumatraPDF、MuPDF
- iOS 専用:PDF Expert
- Windows/Linux 用:Nitro Pro、PDF Studio、SumatraPDF
- OCR が必須:PDF Studio、Adobe Acrobat、Nitro Pro
- 低価格で頻繁に更新:Foxit PDF Reader Mobile、WPS Office
用途やデバイス、予算に合わせて上記のリストから選んでみてください。どのツールも試用版や無料版があるので、まずデモを確認して実際の操作感や機能を体感できます。PDF に関する作業が多い方は、少なくとも2〜3種類試してみることをおすすめします。あなたにとって最適な PDF アプリが見つかりますように。


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