PDFで簡単にボックスを追加する方法:初心者でもわかる手順とツール紹介

はじめに

PDFを読むだけでなく、閲覧・編集をすることが増えてきた今、ページに注釈を付けたり、重要箇所をハイライトしたりする作業は日常的なものです。 「ページ上に四角い枠を入れて注記したい」―そのような手間を最小化したい方は、初心者でもわかる簡単な方法を知りたくなるはずです。 本稿では、初めてPDF編集に挑戦する人を念頭に置き、ボックス(四角形)を追加する手順とおすすめツールを分かりやすく紹介します。

PDFにボックスを追加する意味

  • 注釈の強調 – 重要箇所や注意点を可視化。
  • 作業の共有 – チームで同じPDFを議論する際に、指摘箇所が一目で分かる。
  • 資料のカスタマイズ – 受講資料やプレゼンテーション資料に自分独自のヒントを入れる。
  • 教育・研修 – 学習者が問題点への答えを視覚で拾いやすくなる。

このように、ボックスは「情報を際立たせる」ツールとして役立ちます。

おすすめツール一覧

ツール 価格 特徴 OS
Adobe Acrobat Reader DC (無料版) 無料 多機能、注釈追加が簡単 Windows / macOS / Linux
PDF-XChange Editor 無料版あり 軽量、カスタマイズ性高い Windows
Foxit PDF Reader 無料版あり 速い、クラウド連携 Windows / macOS / Linux
オンラインツール(smallpdf.com, pdfescape.com) 無料版あり ブラウザのみで完結

選択ポイント

  • 無料で使えるもの → まずは無料版を試す。
  • 軽量 → 低スペックPCでも動作がスムーズ。
  • クラウド連携 → 複数デバイスで編集したい場合有効。

Adobe Acrobat Reader DCでボックスを入れる方法

  1. Adobe Acrobat Reader DCを起動
    ダウンロードは公式サイトから。
  2. PDFを開く
    ファイル > 開く で対象ファイルを選択。
  3. コメントツールを表示
    右側パネルの「コメント」アイコンをクリック。
  4. 注記の「四角形」ツールを選択
    ① 右上にある「+」アイコンをクリック → 「注記」 → 「四角形」
  5. 描きたい位置をクリック&ドラッグ
    ボックスの大きさはドラッグで調整。
  6. 色・枠線の設定
    ボックスを選択した状態で、右側のスライダーから「枠線の色」「太さ」「塗りつぶし」を選ぶ。
  7. 注記メッセージを入力
    ボックス内をダブルクリックし、テキストボックスにコメントを入力。
  8. 保存
    ファイル > 上書き保存 で変更を確定。

ポイント

  • 自動保存 は行われません。作業が終わったら必ず保存を忘れないこと。
  • 図形のレイヤー を「最前面に」設定すると、後から別の図形やテキストが重なるときに邪魔になりません。

PDF-XChange Editorでボックスを入れる方法

  1. PDF-XChange Editorを起動
    無料版で十分。
  2. PDFを開くファイル > 開く
  3. 「注釈」タブをクリック
    「図形」ボタンを選択。
  4. “四角形”を選び、描きたい場所をドラッグ
    途中でマウスを放すと確定。
  5. プロパティバーで色・線幅
    ドラッグ後、図形をクリックして右側のプロパティバーでカスタマイズ。
  6. テキスト挿入
    ボックス内を右クリック → 「テキストを追加」
  7. 最終的に保存ファイル > 上書き保存

利点

  • マルチレイヤー で簡単に複数の図形を重ねられる。
  • オフライン で高速に動作。

オンラインツールを使ったボックス追加(例:PDFescape.com)

ブラウザで完結し、インストール不要。
ただしファイルサイズ制限(15MB)がある点に注意。

  1. PDFescapeにアクセス
    https://www.pdfescape.com/
  2. 「Free Online」→「Upload PDF to PDFescape」
    ファイルを選択。
  3. 左側メニューから「図形」→「四角形」
  4. 編集画面上でドラッグして描画
  5. 「テキスト」ツールでコメント入力
  6. 「保存」を押してZIPファイルとしてダウンロード

注意点

  • ファイル暗号化 がない → プライバシーに注意。
  • 画像や表が複雑な場合、図形が揃わないことがある。

さらに便利なテクニックまとめ

テクニック 実行手順 ツール
コピー&ペーストで図形を複製 描いた図形を選択、Ctrl+CCtrl+V Acrobat, PDF-XChange
図形を枠線だけに設定 テキストを入力し、塗りつぶしを「なし」にする Acrobat, PDF-XChange
複数ページに同じ図形を置く 「注釈ツール」から「重複」や「同ページでコピー」 Acrobat
カスタム色を登録 色選択ダイアログで「Custom」→ RGB値入力 Acrobat, PDF-XChange

よくある質問(FAQ)

質問 回答
PDFに既に署名しているファイルにボックスを入れると署名が破綻しますか? 署名のセキュリティを保持したまま注記するには「セキュリティフィールド」ではなく、別レイヤーとして描写し、署名欄を外す必要があります。
図形を入れたあとにテキストを削除したい その図形を右クリックし、「プロパティ」→「テキストを削除」または図形自体を選択してDeleteキー。
PDF共有後に変更したくない 変更したPDFを別名で保存し、オリジナルのファイルは編集しない。
図形を色付きで透明にしたい プロパティボックスで「塗りつぶし」色を設定し、透明度スライダーで透明度を調整。
複数人で同時編集したい Google Driveにアップロードし、コメント機能を使うか、Adobe Acrobat DCの共有機能を使うと同時編集が可能です。

まとめ

PDFにボックスを追加する作業は、初心者でも数分で完了できる手軽なタスクです。

  • Adobe Acrobat Reader DC は直感的なインターフェースと豊富な編集オプション。
  • PDF-XChange Editor は軽量で高速、レイヤー操作が優秀。
  • オンラインツール はインストール不要で手軽に利用可能ですが、ファイルサイズやプライバシー要件に注意が必要です。

最初は任意の記事や資料を開き、手順を追ってみると「図形追加」の感覚が身につきます。
作業の効率化を図り、必要に応じて色やスタイルを変えることで、PDFをより可読性の高いドキュメントへと変えていきましょう。

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