導入
PDFファイルは文書共有や保存に不可欠な形式ですが、PDF Xを使えば簡単に編集、変換、圧縮まで行えます。
この記事では、初心者でも迷わず操作できるよう、ステップバイステップで説明します。
特に、ファイル変換&圧縮に焦点を当て、実務で直面しがちな質問に即答。
最後まで読み進めれば、PDF Xを使いこなす自信がつくはずです。
PDF Xの概要
PDF X(正式名称はPDF-XChange Editor)は、軽量で高速、かつ機能豊富なPDF編集ソフトです。
主な特徴は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インターフェース | Windows・Mac 向けの直感的デザイン |
| 価格 | 無料版はほぼ全部機能、Pro版は1,000円/月程度 |
| 機能 | 文字・画像の編集、ページ操作、フォーム作成、PDF 生成、OCR など |
| スピード | 大容量ファイルでも高速読み込み・表示 |
| API | 企業向けに自動化スクリプトを提供 |
インストールと初期設定
- 公式サイト(https://www.tracker-software.com/)から最新版をダウンロード。
- インストーラーを実行し、画面の指示に従う。
- 初回起動時に 「デフォルトのPDFビューアに設定」 を選択すると、すべてのPDFをPDF Xで開けます。
初期設定で押さえておきたいポイント
- ツールパネル:
View→Sidebar→Toolsで必要なツールを表示。 - キーボードショートカット:
Tools→Keyboard Shortcutsでカスタマイズ。 - PDF作成設定:
File→Create→PDF Optimizerで圧縮率を事前調整。
文字・画像の編集
PDF Xは、ページ内のテキストや画像をほぼワープロのように扱えます。
手順
- PDFを開き、
Edit→Edit Contentを選択。 - 変更したいテキストをクリックすると編集モードへ。
- フォントやサイズ、色も変更可能。
- 画像をクリックするとリサイズできるハンドルが表示。
- 右上の 「X」 で編集終了、変更内容は自動保存。
ヒント:複数ページにわたる同一レイアウトの編集は、1ページだけ編集したあと、
Actions→Convert To→PDF Textで全ページに適用可能です。
ページ操作
PDF Xではページの挿入・削除・移動がとても直感的です。
| 操作 | 方法 |
|---|---|
| ページを削除 | ページサムネイルを右クリック → Delete Pages |
| ページをコピー | サムネイルをドラッグ&ドロップ、Ctrl キーを押しながら |
| ページを入れ替え | サムネイルをドラッグ → 目的の位置にドロップ |
| ページを抜き出し | File → Extract Pages を使い、新規PDFで保存 |
実用的コマンド
Ctrl + E:ページ情報ダイアログを高速で表示Ctrl + W:ページを一つ分挿入
PDFから他フォーマットへの変換
PDF XはWord、Excel、画像、テキストへ簡単に変換できます。
変換手順
File→Export→ 目的フォーマットを選択。Export Settingsで詳細設定。Exportボタンをクリックし、保存先を指定。
Wordへの変換例
- 設定:
Preserve Layoutをオンにすると、レイアウト崩れが抑えられます。 - 結果:数万行の大容量文書でも、編集モードでほぼそのまま使える状態に
画像への変換例
Export to Image→ JPEG、PNG、TIFF を選択。Resolutionを設定すれば高解像度保存が可能。
ポイント:PDF XはOCR機能が搭載されているので、スキャン済みPDFからテキストを抽出する場合は
Document→OCRで先に文字認識を行うと、変換精度が格段に上がります。
PDFの圧縮 & 最適化
大量のPDFをメールで送るときにサイズが気になる。PDF Xなら1クリックで圧縮。
圧縮方法
- 対象PDFを開き、
File→Optimize PDFを選択。 - Presets から
Recommended、またはCustomを選ぶ。- おすすめ設定:
Images→Downsampleで解像度を 150 dpi、Compression→ZIPを選択。
- おすすめ設定:
Save Asで新規ファイル保存。
高度設定
- フォント:
Fonts→Subset Fontsで不要フォントを除去。 - オブジェクト:
Objects→Compress Objectsで冗長なデータを圧縮。
注意:画像が多いPDFは圧縮後に画質が目立ちにくくなることがあります。その際は
Images設定を調整してください。
便利なショートカット集
作業効率を上げるために、よく使うショートカットをまとめました。
Ctrl + O:ファイルを開くCtrl + S:保存Ctrl + Shift + S:名前を付けて保存Ctrl + P:印刷Ctrl + Shift + C:ページをコピーCtrl + Shift + X:ページを切り取ってコピーCtrl + Shift + Y:ページを貼り付け
カスタマイズ:
Tools→Keyboard Shortcutsで自分に合ったショートカットを設定できます。
よくあるトラブルと対処法
| トラブル | 可能性 | 解決策 |
|---|---|---|
| 編集時に文字が破損 | フォント埋め込み不完全 | Document → Fonts からフォントを再埋め込み |
| 変換後のレイアウト崩れ | PDF 内のレイアウト情報が古い | File → Convert → PDF to Word 前に Tools → PDF Optimizer を実行 |
| ファイルの開封が遅い | 大容量画像が圧縮されていない | PDF X で Optimize PDF を行う |
| PDF が表示されない | ソフトの設定が壊れた | ソフトの再インストール、または Settings → General → Reset を実行 |
まとめ
PDF Xはシンプルなインターフェースながら、編集、変換、圧縮といった高度な機能を網羅し、ビジネスから個人利用まで幅広く活躍します。
- 編集:テキスト・画像をワープロ感覚で操作
- 変換:Word、Excel、画像、テキストへの変換がワンステップ
- 圧縮:設定を調整すれば画質を維持したままサイズを削減
ぜひ、この記事で紹介した手順を試し、自分の作業フローに取り入れてみてください。
PDF Xを活用すれば、紙のデジタル化・データ共有がもっとスムーズに、そして確実に実現できます。 🚀


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