初心者の皆さん、PDFファイルから不要なページを取り除きたいと思ったことはありませんか?
エクセルの表や資料、学校のレポートなど、PDFは一度作れば編集が難解になりやすいフォーマットです。
Acrobatが無い、コストがかかると感じたら、実は無料で簡単に削除できるツールが多数あります。
この投稿では、Acrobatを使わずに、初心者でも手軽にPDFページを削除する方法をまとめます。
なぜPDFページを削除したいのか?
- ファイルサイズの軽減 – 大きなPDFを送ると時間がかかる。
- プライバシー保護 – 個人情報や機密情報が含まれるページを除外したい。
- 整理整頓 – 複数ページから重要部分だけを抜き出して共有したい。
- 編集前の最適化 – 編集作業の効率を上げるために余計なページを先に削除。
必要なページだけを残すことで、ファイルを共有したり印刷したりする際に便利です。
無料に使えるPDFページ削除ツール一覧
| ツール | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| PDFsam Basic | デスクトップ型。ドラッグ&ドロップで簡単。 | 個別ファイルや複数ファイルのページ削除 |
| Smallpdf | ブラウザベース。シンプルなUI。 | Webから即時削除 |
| ILovePDF | ブラウザ&モバイル対応。 | 手軽に削除・結合・分割 |
| Google Chrome(印刷機能) | Chromeから直接PDFを閲覧。 | 1ページずつ印刷・保存 |
| LibreOffice Draw | 無料オフィススイートに含まれる | PDFを編集してページ削除 |
| Foxit PDF Editor (無料版) | 軽量で高速。 | 高度な編集が必要な場合 |
| PDF-XChange Editor (無料版) | 詳細な編集オプション。 | ページ削除+PDF注釈編集 |
それぞれの長所・短所も合わせて説明します。
PDFsam Basicでページ削除
1. ダウンロードとインストール
- 公式サイト(https://pdfsam.org/download-pdfsam-basic/)から Windows / macOS / Linux のインストーラーを入手。
- インストール完了後に起動。
2. 「Split」機能を使って削除
- Split アイコンをクリック。
- Split by page → Extract pages を選択。
- 切り出したいページ番号を入力(例:1-5, 7-10)。
- 出力先を指定して Run。
- 出力されたファイルから不要ページを除外した形で受け取れます。
ポイント
- 「Merge」機能を使い、削除したいページ以外を別ファイルにまとめるのも便利です。
- 大量のファイルがある場合は「Batch mode」で一括処理も可能。
Smallpdfでオンライン削除
1. ウェブサイトにアクセス
2. PDFをアップロード
- 「ファイルを選択」か、ドラッグ&ドロップでアップロード。
- ファイルが自動的に読まれ、ページサムネイルが表示されます。
3. 削除したいページを選択
- サムネイルをクリックするとページがハイライト。
- Delete ボタンを押すとページが除外。
4. 完了したファイルをダウンロード
- 「完了」をクリックすると、生成されたPDFがダウンロードリストに追加。
注意点
- Smallpdfは無料版でも1日1回までですが、連続で大量のファイルを操作したい場合はサブスクリプションが必要。
- ファイルサイズは 100MB まで。
ILovePDFで簡易削除
1. アクセス
2. PDFをアップロード
- 「PDFを選択」または「クラウドにアップロード」(Google Drive, Dropbox)。
3. ページ削除
- 右側にページ番号を入力できるエリアが表示。
- コマンドラインで「Remove pages」で範囲指定(例:3-5, 10)。
- 「ページを削除」をクリック。
4. ダウンロード
- 「ダウンロード」をクリックして完了。
長所
- UIが直感的で、ページ番号以外にサムネイルからも削除可能。
- 無料で 1 日 3 分のダウンロード時間制限。
Google Chrome を利用したページ削除
ChromeはPDFをネイティブに表示できるため、最も手軽な方法の一つです。
- PDFを Chrome で開く
- ファイルをドラッグ&ドロップ、または
Ctrl+Oで開く。
- ファイルをドラッグ&ドロップ、または
- ページを印刷
Ctrl+P(または⌘+P) を押すと印刷ダイアログが開きます。
- カスタムページ
- 「ページ」を「カスタム」に変更し、表示したいページ番号だけを入力(例:1-4, 6-8)。
- PDFとして保存
- 「宛先」に「PDFとして保存」を選択し、保存。
メリット
- ソフトウェアのインストール不要。
- 既に Chrome がインストールされている環境ならすぐ利用可能。
LibreOffice Draw で編集
1. LibreOffice のインストール
- 無料ダウンロード (https://www.libreoffice.org/download/download/)。
2. PDFを開く
- LibreOffice Draw を起動し、対象PDFをドラッグ&ドロップ。
- 「PDF をインポート」が表示されるので確認。
3. ページ削除
- 左サイドバーでページを選択。
Deleteキーで削除。必要に応じて残りのページをドラッグで再配置。
4. PDFとしてエクスポート
ファイル > エクスポート > PDFを選択。- 「範囲」オプションでページ番号を指定し、保存。
ポイント
- LibreOffice は高品質な PDF 出力をサポートしますが、非常に大きな PDF の読み込みは遅い場合があります。
Foxit PDF Editor (無料版)
Foxit は軽量で高速な PDF 編集ツールです。無料版はページ削除に十分です。
- ダウンロード:https://www.foxitsoftware.com/pdf-editor/
- ページ削除
- Page タブ → Delete → 範囲を入力。
- 保存
- File > Save As で新しいファイルを保存。
利点
- 高度なページ操作(回転、分割等)も無料で利用可能。
PDF‑XChange Editor (無料版)
PDF-XChange Editor は注釈機能やテキスト編集も可能な万能ツールです。
- インストール:https://www.tracker-software.com/product/pdf-xchange-editor
- ページ削除
- Document > Pages → Delete Pages
- 範囲を指定して実行。
- 保存
- File > Save As でファイルを生成。
おすすめ
文字の編集も必要な場合に便利。
使い分けのヒント
| シナリオ | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| 簡易・瞬間的な削除 | Google Chrome | ソフトなしで即時操作 |
| 複数ファイルの一括処理 | PDFsam Basic | 無料でバッチ処理が可能 |
| 大部屋の共有で高速 | ILovePDF | クラウド連携で手軽に操作 |
| ドキュメントの修正が同時に必要 | Foxit / PDF‑XChange | 注釈やテキスト編集も同時に実施 |
| オフラインで作業がしたい | LibreOffice Draw | ネットワーク不要で使える |
プライバシーとセキュリティ
| 事項 | ツール別対策 |
|---|---|
| 機密データ | オフラインで操作できる PDFsam, LibreOffice を利用 |
| ファイルの暗号化 | PDF がパスワードで保護されている場合は、解読可能なツールを使用 |
| データ保持 | オンラインツール(Smallpdf 等)では「匿名」か「共有リスト」にならないよう、アップロード時は「自分のデバイスだけ使用」オプションを確認 |
まとめ
Acrobat を使わずに PDF のページを削除したい初心者の方でも、上記の無料ツールなら簡単に対処できます。
- Google Chrome は即時・シンプル。
- PDFsam Basic はデスクトップ型で大容量でも安定。
- Smallpdf / ILovePDF はオンラインで手軽に操作。
用途や好みに合わせて使い分け、必要に応じて LibreOffice Draw や Foxit / PDF‑XChange の機能を併用すると、さらに幅広い編集タスクに対応可能です。
これで、PDF を手軽にカスタマイズし、ファイルサイズを軽減したり、プライバシーを守ったり、共有をよりスムーズに行えるようになります。
ぜひ一度試してみてください。


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