PDFを全画面表示にするショートカット:WindowsとmacOS両方で簡単操作方法
PDFを読むときに、画面全体を使ってテキストに集中したいときがあります。特に長文や図表が多い資料では、ブラウザのスクロールバーやツールバーが邪魔になりがちです。そこで、PDFを全画面(フルスクリーン)で表示するショートカットを使えば、余計な要素を隠して読書体験を向上させることができます。この記事では、WindowsとmacOSそれぞれの代表的なPDFビューア(Adobe Acrobat Reader、Preview、Safari、Chrome、Edge…)でフルスクリーン表示に切り替えるショートカットをわかりやすくまとめました。さらに、ショートカットを使いこなすためのヒントや、オプションのカスタマイズ方法も紹介します。
1. フルスクリーン表示が有用なケース
| シーン | なぜフルスクリーンが便利か |
|---|---|
| 学術論文やレポートの読書 | タイトルバー・メニューがなく、文字数が増える。 |
| 技術資料・マニュアルの確認 | 図やコードが大きく表示され、ズームインしやすい。 |
| 電子書籍感覚で読みたい時 | 画面全体をテキストに投入して没入度を高める。 |
| プレゼンテーション資料の確認 | スライドショーと同様の視認性が得られる。 |
フルスクリーンにすると「拡張メニューは消える、キーボードショートカットはそのまま機能するなどのメリット」があるため、PDF閲覧のスタイルを変えるときはぜひ試してみてください。
2. Windowsでフルスクリーン表示(Adobe Acrobat Reader DC)
Adobe Acrobat Reader DCはWindowsで最も広く使われているPDFビューアです。以下がデフォルトショートカットです。
| コマンド | キー(Windows) |
|---|---|
| フルスクリーンモードに入る | Ctrl + L |
| フルスクリーンモードを終了 | Esc |
| フルスクリーン時にページを次へ | →(右矢印) |
| フルスクリーン時にページを前へ | ←(左矢印) |
ポイント
- もし「Ctrl + L」が他のショートカットに割り当てられている場合は、
設定 > ファイル > アクション > すべてのショートカットでカスタマイズできます。- Windows 10以前の古いバージョンでは「Ctrl + L」が無効になることがあります。その場合は「F11」キー(フルスクリーン)でアプリ全体をフルスクリーンにします。
3. macOSでフルスクリーン表示(Preview)
macOS標準のPreviewアプリなら、システム全体で利用できるショートカットがいくつかあります。
| コマンド | キー(macOS) |
|---|---|
| フルスクリーンモードに入る | Control + Command + F |
| フルスクリーンモードを終了 | Control + Command + F(同じキーで逆転) |
| 次ページ | →(右矢印) |
| 前ページ | ←(左矢印) |
ヒント
- Preview では「F11」キーボードショートカットは利用できません。macOSにはシステム全体でフルスクリーン切替用の「Control + Command + F」があります。
- Preview の環境設定から「全画面表示 > 右下のバーを隠す」などのカスタマイズが可能です。
4. macOSでフルスクリーン表示(Safari/Chrome/Edge)
macOSでPDFをブラウザーで閲覧する場合も、同じショートカットでフルスクリーンにできます。以下に代表的なブラウザ別の説明をします。
4‑1 Safari
SafariはPDFを標準で表示でき、PDF固有のツールバーはありません。Control + Command + F でフルスクリーンにできます。
- PDF上でCmd + もしくは Cmd + 1/2でズームイン/ズームアウトします。
4‑2 Chrome
ChromeではPDFが拡張機能「PDF Viewer」で表示されます。
- フルスクリーンモード:Control + Command + F(標準ショートカット)
- ただし、Chrome のシステムメニューで「フルスクリーン」→「フルスクリーンモード」も可能です。
4‑3 Microsoft Edge
Edge も Chrome と同様の PDF Viewer を使用。
- フルスクリーン:Control + Command + F
- さらに「Ctrl + + / Ctrl + -」でズーム操作ができます。
5. フルスクリーン時の便利操作とショートカットまとめ
| アクション | Windows | macOS |
|---|---|---|
| ページ前へ | ← | ← |
| ページ次へ | → | → |
| PDF内検索 | Ctrl + F | Command + F |
| 目次へ移動 | Ctrl + T | Command + T (Bookmarks など) |
| 拡張メニュー表示 | F4 (Reader) | Cmd + Shift + F (Preview) |
| 画面リフレッシュ | Ctrl + R | Cmd + R |
補足
- Windows の場合、多くのアプリでは「F11」を押すと全画面モードになります。PDF専用ビューアだけでなく、ブラウザでも同様です。
- macOS では「Control + Command + F」を押すとウィンドウがフルスクリーンに切り替わります。アプリによっては追加のフルスクリーン設定があるかもしれません。
6. フルスクリーン表示を更にカスタマイズする方法
6‑1 Adobe Acrobat Reader DC
- 編集 > 設定 > 「ユーザーインタフェース」
- 「ツールバーを隠す」「ナビゲーションアイコンを非表示」にチェック
Ctrl + Shift + Lで「フルスクリーンモード」をカスタマイズ
6‑2 macOS Preview
- Preview > 設定 > 「シート」
- 「自動的に全ページを並べる」や「ズーム設定」で最適化
⌘ + 3で「アウトライン」表示を非表示
6‑3 ブラウザ
- Chrome:
chrome://settings/appearanceで「常にページ番号を表示」オプションをオフ。 - Safari:
⌘ + Option + Fで「検索バーのみを表示」。
7. よくある質問 (FAQ)
Q1: フルスクリーンにするけど何も表示されない。
A1: フルスクリーンがONになったはずなのに表示が消えている場合は、キーボードショートカットが正しく機能していない可能性があります。アプリの再起動や、別のPDFで確認してみてください。
Q2: 画面切り替えが遅い/フリーズする。
A2: GPUドライバーが古い、またはPDFが大容量である場合があります。ドライバー更新や、Adobe Reader の「最適化されたレンダリング」設定を試してください。
Q3: マルチモニタ環境で全画面表示をすると別の画面に残る。
A3: それは「複数モニタにまたがるフルスクリーン」モードです。Ctrl+Shift+F で通常のフルスクリーンに戻すと、現在のモニタだけが対象になります。
8. まとめ
- Windows: Adobe Acrobat Reader DC なら
Ctrl + L、サポート外の場合はF11が有効。 - macOS: Preview なら
Control + Command + F、ブラウザ(Safari/Chrome/Edge)も同様にフルスクリーンが可能。 - ズーム・検索: フルスクリーン時も基本ショートカットは継続して使える。
- カスタマイズ: アプリ設定でツールバーを非表示にしたり、表示をシンプルにするとより読みやすくなります。
フルスクリーン表示は、PDFの内容に集中したいときに不可欠な機能です。ぜひこの記事に載せたショートカットを試して、より快適なPDF閲覧環境を構築してください。読みやすい資料は学習効率を大幅に上げてくれますね。


コメント