イントロダクション
PDFは「印刷に適した」まま保存されることが多く、文書を再編集や別紙に取り込む際にページの向きが合わないことがあります。
そんなときに便利なのが90°回転して保存です。
この記事では、Windows、Mac、Linux それぞれの環境で、Adobe Acrobat から 無料オンラインツール まで、さまざまな方法と手順を解説します。さらに「何を選べばいい?」という検索意図にも応える「おすすめツール一覧」も紹介しますので、作業に合わせて最適な手段を選びましょう。
必要なツールは何か?
| 目的 | 推奨ツール | 無料か有料か | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| PDF単体回転 | Adobe Acrobat Pro DC | 有料 | 高品質、PDF修正機能付き |
| PDF-XChange Editor | 無料(制限あり) | 軽量、ローカルで完結 | |
| オンライン | — | 画像や数ページの一時回転 | |
| コマンドライン | — | 大量ファイルの一括処理 | |
| スマホアプリ | — | 移動中の簡易編集 |
「無料で回転したい」なら「オンラインツール」や「PDF-XChange Editor」が最も手軽です。
逆に、既に Adobe Acrobat を購入済みならこっちで完結できます。
Adobe Acrobat Pro DC で 90° 回転保存する手順
-
PDFを開く
- Acrobat を起動し、メニューの「ファイル > 開く」で対象PDFを読み込みます。
-
ページを選択
- 画面左側のサムネイルペインで回転したいページをクリック。複数ページの場合は Ctrl キー(Windows)/ Command キー(Mac)を押しながらクリック。
-
回転ボタンを使う
- 上部メニューの「ページ」タブ → 「回転」アイコンをクリック。
- 「90° 右回転」または「90° 左回転」を選択。
-
保存
- 「ファイル > 上書き保存」で既存ファイルを置き換えるか、「ファイル > 名前を付けて保存」で別名で保存します。
ポイント
- 「整列」→「回転」でページ全体を再度角度を確認。
- 「印刷プレビュー」では回転前と後を比較しやすいので、確認に便利です。
PDF‑XChange Editor で 90° 回転保存(無料版)
-
PDFを開く
- アプリを起動し、対象ファイルをドラッグ&ドロップ。
-
回転ツールを選択
- 画面上部のツールバーに「ページ操作」→「回転」があります。
- 右側に 90° 方向を選択できるドロップダウンが出るので、目的の方向を選ぶ。
-
ページ数を指定
- 「現在のページ」または「ページ範囲」を設定。
- 大きなPDFでも一括で回転できます。
-
保存
- 「ファイル > 名前を付けて保存」で新しいPDFを作成。
メリット
- 有料版に比べ機能は限定されていますが、回転・切り取り・注釈まで揃います。
- サービスとしては高速で、Windows のレジストリに保存される設定も不要。
無料オンラインツールまとめ
| サイト名 | 特徴 | 回転方法 | 仕分け方法 |
|---|---|---|---|
| PDF2Go | ブラウザで完結、ページ単位回転 | 「ページ」を選択 → 「90°右/左」 | 「アップロード」→「回転」→「ダウンロード」 |
| ILovePDF | 直感的なUI、まとめて回転 | クリックでページを選択 → ボタン | 「ファイルアップロード」→「ページ回転」→「結合」 |
| Smallpdf | PDF編集全般を簡単に | ページをドラッグ&クリックで回転 | 「Open PDF」→「Edit」→「Rotate」→「Save」 |
| Sejda | 15 分間に50 ページまで無料 | 「Edit」→「Rotate」 | 「Upload」→「Rotate」→「Save」 |
注意点
- 機微な情報はオンライン上に送られます。機密データはローカルツールで処理してください。
- ファイルサイズが大きいとアップロード時間が長くなるので、数十ページ程度を想定するとスムーズです。
コマンドラインで一括回転(Windows/Linux)
Python + PyPDF2(クロスプラットフォーム)
-
環境構築
pip install pypdf2 -
スクリプト例
import sys from PyPDF2 import PdfReader, PdfWriter def rotate_pdf(input_path, output_path, direction=90): reader = PdfReader(input_path) writer = PdfWriter() for page in reader.pages: page.rotateClockwise(direction) writer.add_page(page) with open(output_path, "wb") as f: writer.write(f) if __name__ == "__main__": rotate_pdf(sys.argv[1], sys.argv[2]) -
実行
python rotate_pdf.py input.pdf output.pdf
Ghostscript(Linux/Windows)
gs -o output.pdf -sDEVICE=pdfwrite -c "[/Rotate 90] setpagedevice" -f input.pdf
使いどころ
- 大量ファイルをスクリプト化したい場合に最適。
- ファイルがバッチ処理で回転できるので、企業や学校の大量PDF処理に向いています。
スマートフォンで回転(iOS/Android)
| アプリ名 | 価格 | 主な機能 | 使い方 |
|---|---|---|---|
| Xodo PDF Reader & Editor | 無料 | 回転、注釈、合体 | ファイルを開き「回転」アイコンで90° |
| Adobe Acrobat Reader | 無料(課金) | 回転+クラウド同期 | 「ページ」をタップ → 「回転」 |
| PDF Viewer & Editor (Android) | 無料 | 回転+エクセル貼り付け | 「ファイル > 編集 > 回転」 |
- タッチ操作で1ページずつ回転できます。
- 大きいPDFの場合は「全ページ」回転をサポートするものを選択しましょう。
まとめ:あなたに合った方法を選ぶポイント
| ユースケース | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| 1〜5ページ程度の軽作業 | PDF-XChange Editor | 無料、オフラインで即処理 |
| 大量ファイルを一括で | Python/PyPDF2 | スクリプト化で自動化 |
| 機密情報を含む | Adobe Acrobat Pro | PDF/A 変換・セキュリティ機能付き |
| モバイルで即修正 | Xodo | OS依存なし、タッチ操作簡単 |
| PCにソフト無いとき | オンラインツール | 簡単クリックで完了 |
90°回転は「ページ単位」「全ページ」「複数ファイル」など、ニーズに合わせた実装が可能です。
いずれの手段でも「回転 → 保存」で完了しますから、初めての方でも迷わず作業に取り掛かれます。
ぜひ試してみてください。その際に発生した疑問点は、コメントまたはお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ!


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