PDFを2枚1枚に印刷する簡単手順:ドライバ設定から操作方法まで
紙を有効に使いたい時、PDFファイルを複数ページを1枚にまとめて印刷したい場面は多いものです。例えば、契約書のサマリや資料の目次をコンパクトに保管したいとき、あるいはプリンターのカセットが少ない場合などに「2ページを1枚に印刷」する設定は非常に便利です。この記事では、Windows、macOS、Adobe Acrobat Reader、Google Chrome、そして人気のPDF閲覧ソフトであるPDF-XChange Editorなど、主要な環境での設定方法と実際の操作手順を解説します。
① プリンタドライバの基本設定を確認しよう
まずはプリンタドライバの「印刷設定」メニューを開き、ページのレイアウト・スケールに関する項目を探します。ほとんどのドライバでは「ページレイアウト」や「ページ設定」「スケール」などのタブが設けられており、ここに「1ページに複数枚印刷」や「2×1」などのオプションがあります。
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プリンターを選択
- Windows: 「スタート」→「設定」→「デバイス」→「プリンターとスキャナー」
- macOS: 「システム設定」→「プリンターとスキャナー」
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プロパティ/プリンター設定を開く
- Windows: プリンタ名を右クリック → 「プリンターのプロパティ」
- macOS: プリンタを選択して「オプションと消耗品」
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ページ設定/レイアウトタブを確認
- 「ページレイアウト」や「印刷設定」→「ページの配置」
- 2ページ/1枚(2×1)のチェックボックスがあれば、ここで有効にします。
ポイント
- ドライバによっては「2ページ/1ページ」ではなく「1ページ/2枚」など逆表記の場合があります。
- そのまま進められない場合は、まずはPDFビューア側で「2ページ/1枚」に設定し、印刷時に「スケール」や「ページレイアウト」を「ノーマル」に戻す方法も検討しましょう。
② Windows 10/11 で「2 pages / 1 sheet」の設定手順
Windowsの標準PDFリーダー(Microsoft Edge)やAdobe Acrobat Reader DC での手順を紹介します。
① Microsoft Edge で印刷
- PDFをEdgeで開く
- キーボードの Ctrl + P
- 「コピー/印刷設定」ダイアログで「ページのレイアウト」をクリック
- 「1ページ/2枚」または「2ページ/1枚」を選択
- 「印刷」をクリック
Edgeは自動的にページを2カラムに再配置してくれます。
② Adobe Acrobat Reader DC で印刷
- AcrobatでPDFを開く
- Ctrl + P で印刷ダイアログを開く
- 「ページ設定」タブ → 「ページのレイアウト」
- 「2ページ/1枚」(または「2×1」のように表示)にチェック
- 「拡大/縮小」セクションで「ノーマル」や「ページに合わせる」などを選択
- ここで 「印刷」 を押す
備考
- 「ノーマル」ではページ全体がちょうど見えるようスキャラが調整されますが、タイトル行が切れてしまう場合は「ページに合わせる」を選択すると解決することが多いです。
③ macOS で「2ページ/1枚」の印刷手順
Macの場合はプリンターの設定に「1枚に複数ページ」のオプションが入っていないことがありますが、PDFビューア内で該当設定が可能です。
① Preview(プレビュー)で印刷
- プレビューでPDFを開く
- ⌘ + P で印刷ダイアログ
- 「ラベル/番号/設定」から 「レイアウト」 を選択
- 「ページごとに1枚」 の隣にあるドロップダウンで 「2ページ/1枚」 を選ぶ
- 「その他オプション」 → 「ページの拡大/縮小」を「ノーマル」に設定
- 「印刷」
② Adobe Acrobat Reader DC for macOS
- PDFをAcrobatで開く
- ⌘ + P で印刷オプション
- 「ページのレイアウト」セクションに「ページ配置」
- 「2ページ/1枚」 を選択
- 「拡大/縮小」セクションで「ページに合わせる」または「ノーマル」を選択
- 「印刷」
ヒント
- プレビュー版にインストール済みのプリンタードライバが古い場合、2ページ機能が表示されないことがあります。その際は、Acrobat Readerを使用するか、プリンタードライバを最新版にアップデートしてみてください。
④ Google ChromeでPDFを2ページ/1枚に印刷
ChromeはPDFのビルトインビューアと印刷機能を提供します。
- PDFをChromeで開く(拡張子は自動でPDFリーダーに切り替わります)
- ブラウザの右上から ⋮ → 「印刷」
- 「レポート設定」セクションで 「ページをレイアウト」 をクリック
- 「2ページ/1枚」 を選択
- 必要に応じて「拡大/縮小」オプションを「ページに合わせる」または「ノーマル」に設定
- 「印刷」
Chromeはプリンタを無視して直接印刷設定を行うので、プロファイルのプリンター設定に依存しません。
⑤ PDF-XChange Editor での詳細設定
PDF-XChange Editor は高度な PDF 編集/印刷機能を備えています。印刷オプションが細かく設定できるため、特にビジネス用途で重宝します。
- PDF-XChange EditorでPDFを開く
- Ctrl + P で印刷ダイアログ
- 「ページ設定」タブで「用紙」を選択
- 「ページレイアウト」セクションで 「2 ページ、1 シート」 を選ぶ
- 「ページの配置」 で「2×1(水平)」や「2×1(垂直)」を選択
- 「拡大/縮小」オプションで 「ページに合わせる」 または 「ノーマル」 を設定
- 「印刷」をクリック
追加設定
- もし「ページの位置を微調整」したい場合は、「ページの配置」→「ページ余白」から数値を入力できます。
- 色調整: 「印刷オプション」→「色設定」で、カラーまたはグレースケールに切り替えることが可能です。
⑥ 便利な活用例と注意点
使いどころ
- 契約書・議事録: 1ページに2枚まとめて保管すると書類数が大幅に減ります。
- 教材・配布資料: 1枚にまとめることで配布効率が上がります。
- 在庫リスト・発注書: 1枚ごとに2項目表示すると作業が楽になります。
注意点
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ページのサイズ
- 大きいページ(A3)をそのまま2枚に折りたたむとページ内が小さくなり、文字が読みにくくなる場合があります。
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印刷倍率
- 「ノーマル」では元のサイズが維持され、余白が大きくなることがあります。必要なら「ページに合わせる」を選択してください。
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プリンターの設定優先度
- 一部のプリンタードライバはアプリ側の設定を上書きすることがあります。プリンタ設定画面で「コピー数」や「用紙折り返し」などを確認し、必要に応じて「印刷先」=「ローカルプリンタ」から適切なオプションを選びましょう。
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PDFのセキュリティ設定
- 管理者権限やセキュリティ制限がかかっているPDFは「印刷制限」がかかっている場合があります。その場合は、印刷できないことがありますので、事前に確認しておくと安心です。
まとめ
「PDFを2枚1枚に印刷」する設定は、プリンタドライバやPDF閲覧ソフトの印刷設定で簡単に行えます。Windows、macOS、Chrome、Adobe Acrobat Reader、PDF-XChange Editor それぞれで手順が少し異なりますが、共通するポイントは「ページレイアウト」や「ページ配置」の設定を2×1にすることです。
印刷の際は、スケールや余白を確認し、内容が潰れないように注意しましょう。特にビジネス文書で紙を節約したい場合は、2枚1枚の設定を活用してみてください。
ぜひ一度、お手元のプリンターとPDFビューアで「2ページ/1枚」を試してみて、効率的な印刷環境を整えてみてください!


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