PDFをWordに変換したい理由とは?
PDF は「Portable Document Format」の略で、文書を閲覧したいだけならとても便利です。
ところが、編集したいときに PDF に入っているテキストをコピー&ペーストしたり、レイアウトを直したりするのは手間がかかります。
Word(docx)に変換すれば、テキストの編集、文章構成の変更、画像の差し替えなどがスムーズに行えます。
特に、初心者の場合は「紙の資料をデジタル化したい」「先生から配布された資料を自分のノートに取り込みたい」といったニーズが強いです。
無料ツールを選ぶコツ
| 観点 | 具体的なチェックポイント |
|---|---|
| 安全性 | ウイルス対策ソフトでのスキャンは必須。公式サイト・レビューがあるものを選びましょう。 |
| 変換精度 | 文字化けや画像の位置ずれが起こらないか。変換前後のサンプルでテストして確認します。 |
| 使いやすさ | 操作メニューが直感的か、説明書が分かりやすいか。 |
| ファイルサイズ制限 | 大きい PDF(20MB 以上)も扱えるか。クラウドサービスはアップロード上限を確認。 |
| サポート | 問題が出た時に問い合わせやFAQが充実しているか。 |
おすすめ無料ツール 5 つ
| ツール | 主要特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| Adobe Acrobat Reader DC(オンライン版) | 無料版でも「PDFをWordへ変換」が利用可 | 品質は圧倒的。文字レイアウト保持率が高い | アカウント作成が必要。日本語版は有料機能が多い |
| Smallpdf | ブラウザ上で完結、ドラッグ&ドロップ | Windows/Mac/Linux いずれも使える | アップロード時のセキュリティが心配されることも |
| UniPDF | デスクトップアプリ、オフラインで完結 | ネットワーク不要、速度が速い | 古い UI、機能は限定的 |
| LibreOffice | 無料オープンソースオフィススイート | PDFを直接開いて編集が可能 | 変換精度が高いケースもあるが、複雑レイアウトの時は崩れる |
| Google ドライブ | Google アカウントさえあれば利用可能 | クラウドベースで複数デバイスからアクセス | 文字化けが起きやすい、画像はリンクとして扱われる |
変換手順:ツール別の詳細
1. Smallpdf で変換する手順
- ブラウザで
smallpdf.com/ja/pdf-to-wordにアクセス。 - 「ファイルを選択」をクリックし、変換したい PDF を選ぶ。
- アップロード完了後、右上の「変換」を押す。
- 変換が終わったら、ダウンロードアイコンをクリックして Word ファイルを保存。
ポイント:ファイルサイズが大きい場合は「ファイル名」→「変換先」へ進み、ファイル名を自分の好きなものに変更しておくと、後で検索しやすくなります。
2. LibreOffice で変換する手順
- LibreOffice を起動し、メニューバーの「ファイル」→「開く」を選択。
- 変換したい PDF を開く。LibreOffice では PDF が編集可能なドキュメントとして読み込まれます。
- 読み込み後、そのまま「ファイル」→「名前を付けて保存」→「ファイルの種類」で「Microsoft Word 2007‑2019 文書 (.docx)」を選択し保存。
注意:複雑な表や図が多い PDF はレイアウトが崩れやすいので、確認しながら調整しましょう。
3. Google ドライブで変換する手順
- Google ドライブにログインし、右上の「新規」→「ファイルをアップロード」を選択。
- 変換したい PDF をアップロード。
- アップロード後、ファイルを右クリックし「アプリで開く」→「Google ドキュメント」を選択。
- 表示された Google ドキュメントを「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft Word (.docx)」で保存。
メモ:この方法は OCR(文字認識)が行われるため、スキャンデータの PDF も文字化けせずに Word に変換できます。ただし、画像はリンクとして扱われ、レイアウトが崩れやすいです。
トラブルシューティング:失敗しがちなケースと対処法
| シナリオ | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 変換後文字が「¥」や「□」だけになる | 文字コードが合っていない | 変換ツールで「フォント埋め込み」を有効に設定。別の変換サービスで試す |
| 表の列が横に折れたり、行が欠落 | 変換エンジンが複雑表を正しく解析できない | 変換前に PDF を「画像として」貼り付け、OCR で文字化けを解消する |
| 画像が抜け落ちる | 画像がリンク形式で保存されている | 変換時に「画像を埋め込む」設定を確認。オンラインサービスで「画像添付」オプションを選択 |
| ファイルサイズが元の PDF と比べて飛躍的に大きくなる | Word の内部構造が重い | 変換後に Word の「ファイル」→「情報」→「ファイルサイズを削減」を実施 |
| 変換前にパスワード保護されている | PDF が暗号化されている | 開く前にパスワードを入力、あるいはパスワード解除ツールで解除する |
まとめ
- PDF → Word の変換は、編集作業や資料共有時に必須です。
- 無料ツールは多数ありますが、安全性・変換精度・使いやすさを基準に選ぶと安心。
- Smallpdf や Google ドライブ はオンラインで手軽、LibreOffice はオフラインで高速、UniPDF は軽量。
- 手順はツール別に 5 分程度で完了します。
- 変換後は必ずフォーマットを確認し、必要に応じて調整や OCR を行うと品質が上がります。
初心者の方はまず「Smallpdf」あるいは「Google ドライブ」を試してみて、結果を見てから他ツールへ移行すると、変換のイメージが掴みやすいでしょう。ぜひ試してみてくださいね。


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