【iPhoneでPDF圧縮】スマホだけで簡単にファイルサイズを減らす方法とおすすめアプリ10選

PDFファイルは便利な一方、容量が大きくなると送受信や保存、クラウドアップロードが面倒になります。
特にiPhoneのようなモバイルデバイスでは、ストレージ限界やネットワーク帯域を気にしながらファイルを扱うことが多いです。そこでこの記事では、iPhoneだけで手軽にPDFを圧縮する方法と、実際に使ってみておすすめできるアプリを10個紹介します。
「スマホでPDFを小さくしたい」「iPhoneのアプリだけで済ませたい」そんな疑問を持っている方は、ぜひ最後までご覧ください。


PDF圧縮とは?

PDF(Portable Document Format)は、テキスト、画像、グラフィックスを組み合わせた汎用ドキュメントフォーマットです。
圧縮前のPDFは数メガバイトから数十メガバイトに及ぶこともあります。
圧縮とは、読みやすさを保ちながら内部の画像やパス情報を効率的にエンコードし、ファイルサイズを縮小するプロセスです。
画像解像度を下げたり、同じ画像を重複して含めないようにしたり、テキストのフォーマット情報を圧縮することで、容量を削減できます。


iPhoneでPDFを圧縮する前に知っておきたいポイント

ポイント 意味 何に役立つか
目的の圧縮率 10%程度か、10MB以下か 送付相手やクラウドサービスの容量制限を把握する
画像の有無 画像が多いか 画像圧縮の重視が必要
読みやすさ 文字がぼやけないか 業務資料などで可読性が重視される
暗号化 パスワード付きか 暗号化は圧縮を難しくすることがある

これらを把握したうえで、作業に入ると「もうこれで十分」という判断がしやすくなります。


iPhone単体でできるPDF圧縮手順

1. PDF編集アプリを開く

iPhoneにインストールされている「PDF編集」アプリを起動します。App Storeに多くの無料・有料アプリがあるため、ここでは**「PDF Expert 8」**を例に挙げます。

2. ファイルをインポート

  • 【PDF Expert】 → + ボタン
  • iCloud Drive / Dropbox / Google Drive から対象ファイルを選択
  • もしくは、メールの添付ファイルを開いて「共有」→「PDF Expertへ転送」

3. 圧縮設定を選択

  • 「…」ボタン → Export
  • PDF Quality で「Low」「Medium」「High」を選択

    • Low はファイルサイズが最小になるが画像が粗くなる
    • High は可読性は保たれるがサイズはほとんど変わらない
  • Image Compression で「Half Resolution」や「Quarter Resolution」を選択

4. 圧縮ファイルを保存

  • 保存先を決める(iCloud Drive, Files アプリ, 直接送信など)
  • Export をタップすると、圧縮されたファイルが作成されます

iPhoneだけで完結できる圧縮アプリ10選

アプリ名 特徴 無料版の機能 価格(有料版)
PDF Expert 複数の圧縮オプション、クラウド連携 主要機能制限あり 1,099円/1年
PDFelement OCR、フォーム入力も可 10ページ制限あり 3,000円/1年
Adobe Acrobat Reader Adobeフォーマットの圧縮 1ファイルのみ圧縮可能 無料
FileOptimizer 画像解像度を細かく設定 無料 無料
Shrink PDF シンプルなUI、AI圧縮 無料 無料
Compress PDF & Files 文字・画像別設定 一部機能制限 無料
PDF Compressor バッチ圧縮・予約 1ファイル制限 無料
PDF Resizer 分割・結合機能付き 無料 無料
iLovePDF Webサービス連携 1ファイル1回圧縮 無料
Smallpdf クラウドベースの直感的操作 無料(1日3回) 無料

アプリ別ポイント解説

PDF Expert

  • 直感的なドラッグ&ドロップでページを整理
  • OCR でスキャン画像からテキスト抽出も可能
  • クラウドストレージとの同期もスムーズ

PDFelement

  • エーディ・レイアウトの編集も同時に行える
  • フォームに入力した情報をデータベース化できる
  • 既定の圧縮レベルだけでなく、自作の圧縮設定が可能

Adobe Acrobat Reader

  • Adobe自社の高品質圧縮アルゴリズムを使用
  • 無料版は、1回の圧縮に制限がありますが、簡易作業に便利

Shrink PDF

  • AI が画像圧縮レベルを自動調整してくれます
  • 「プリントレベル」「Webレベル」などプリセットが搭載

iLovePDF / Smallpdf

  • アプリ内で完結せず、ブラウザー経由でオンライン処理
  • 共有リンク生成に便利です

圧縮時に注意すべき3つのポイント

  1. 画像の解像度

    • 300dpiが必要な場合は「High」設定に。
    • Web用なら150dpi程度で十分です。
    • 画像を大幅に低減すると、文字がピクセル化するので注意。
  2. PDFのレイアウト

    • ページ内に余白が多い場合、裁剪(Crop)で無駄を削減
    • 「Trim」機能を使ってマージンを縮小すると容量が減ります。
  3. セキュリティ

    • 圧縮時にパスワード付きPDFを扱うと、パスワードを再入力する必要がある場合があります。
    • 送付前に「パスワード解除」設定を行うと、圧縮後のファイルサイズがさらに小さくなることも。

圧縮後に確認すべきチェックリスト

チェック項目 チェック方法 目的
ファイルサイズ iOS「ファイル」アプリで確認 目的のサイズに到達したか
可読性 iPhone上で閲覧、ズームで文字確認 テキストが鮮明か
画像品質 画像を拡大し、エッジが滑らかか 画像が粗すぎないか
ページ順序 上部にあるページサムネイルで確認 ページが乱れないか
リンク・ブックマーク クリックしてリンク動作を確認 リンクが壊れていないか

より高度な圧縮が必要な場合

  • macOSのPreview

    • 「ファイル」→「書き出す」→「Quartz フィルタ」で「Reduce File Size」を選択
    • iPhoneからAirDropで転送し、macで圧縮
  • コマンドライン(Homebrew+Ghostscript)

    brew install ghostscript
    gs -sDEVICE=pdfwrite -dCompatibilityLevel=1.4 -dPDFSETTINGS=/ebook -dNOPAUSE -dQUIET -dBATCH -sOutputFile=output.pdf input.pdf
    
  • オンラインサービス

    • 「ILovePDF」や「Smallpdf」では、より細かな設定が可能です。
    • 個人情報を扱う場合は、プライバシーポリシーを確認してください。

まとめ

  • iPhoneだけでPDFを圧縮する場合は、PDF ExpertShrink PDFなど専用アプリが一番手軽。
  • 圧縮前の目的(送付相手、クラウドストレージ)を明確にし、どこまで圧縮しても品質が保てるか確認することが鍵です。
  • 画像が多いPDFは解像度を下げるだけで大幅にファイルサイズを削減できますが、可読性とのバランスを見極めることが大切。
  • 上記の10アプリを使い分けることで、無料で済む作業から年間料金を払うことで本格的に扱いたい作業まで、すべて対応可能です。

これで、iPhoneだけで簡単にPDFを縮小し、ファイルの扱いをスムーズに進める準備が整いました。ぜひ試してみてください。

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