- はじめに
- 1. Adobe Acrobat Reader DC(フリーバージョン)でページをコピー
- 2. Smallpdf Webサービスでページを抽出
- 3. PDFsam Basic(オープンソース)でページ抽出
- 4. macOS Preview(標準アプリ)でページをリスト化して削除
- 5. LibreOffice Draw で画像を個別にコピー
- 6. Snagit(有料)で画面キャプチャから抜き取り
- 7. PDF-XChange Editor(無料版)で画像抜き取り
- 8. オンライン PDF Converter で PDF → PNG
- 9. Ghostscript(コマンドライン)でページ単位抽出
- 10. Foxit PDF Reader(無料版)でページ分割
- まとめ
はじめに
PDFは情報を共有する上で最もポピュラーなフォーマットですが、時には「必要な部分だけ抜き出したい」「画像だけを取り出したい」といったニーズも生まれます。そんなときに頼りになるのが「PDF切り取り」。初心者でも手軽に使えるツールと操作手順を、実際に使いながら学べる形で10選ピックアップしました。PDF編集・閲覧に不慣れな方でも、数クリックで簡単に目的のページや画像を抜き出せるため、業務や学習での利便性向上に大いに役立ちます。
1. Adobe Acrobat Reader DC(フリーバージョン)でページをコピー
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手順
- PDFを開き、Ctrl + Pで印刷ダイアログを表示。
- プリンタ欄で「Microsoft Print to PDF」ではなく「Adobe PDF」を選択。
- 「ページ範囲」に抜き取りたいページ番号を入力し、印刷を実行。
- 新しく作成されたPDFが不要ファイルを除外したものになる。
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メリット
- 既存のAdobeソフトウェアをそのまま利用でき、追加のインストール不要。
- ページ単位での抽出が簡単に実行できる。
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注意点
- 画像やテキストの分離ではなく、単にページを抽出する機能。
2. Smallpdf Webサービスでページを抽出
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手順
- ブラウザでsmallpdf.comにアクセスし、「PDF Split」ツールを選択。
- 「Pages by range」オプションを選び、抜き取りたいページ区間を入力。
- 「Split PDF」をクリックし、完了後にダウンロード。
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メリット
- ブラウザ上で完結、インストール不要。
- 無料枠で週に何度か利用可能。
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注意点
- ファイルサイズが大きい場合は有料プランが必要になる。
3. PDFsam Basic(オープンソース)でページ抽出
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手順
- pdfsam.orgから無料版をダウンロードし、インストール。
- 「Split」モジュールを起動し、「Extract”タブ」へ。
- 抽出したいページ番号を入力し、出力設定を行って「Run」。
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メリット
- 高機能ながら軽量で、カスタマイズ性が高い。
- 完全無料、オープンソースで安心。
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注意点
- Windows/macOS/Linux それぞれのバージョンが必要。
4. macOS Preview(標準アプリ)でページをリスト化して削除
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手順
- PDFを Preview で開き、サイドバーを「Thumbnails」に設定。
- 不要ページを Shift+クリックで選択し、Delete キー。
- 必要なページだけが残ったら「ファイル」>「名前を付けて保存」。
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メリット
- macOS に標準装備されているので追加インストール不要。
- 画像やテキストの抽出よりも、ページ単位での編集がメイン。
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注意点
- 大量ページの削除は操作が煩雑になることがある。
5. LibreOffice Draw で画像を個別にコピー
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手順
- LibreOffice Draw を開き、PDFをインポート。
- 画像が配置されたページをクリックすると、個別オブジェクトとして選択できる。
- 選択した画像を右クリック >「画像をコピー」し、Word等へ貼り付け。
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メリット
- PDF内の画像をそのままコピー&ペーストできる。
- 無料で多機能、複数ページから同時に画像抽出も可能。
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注意点
- 画像の解像度が低い場合、抽出したデータも低品質になる。
6. Snagit(有料)で画面キャプチャから抜き取り
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手順
- Snagit を起動し、PDFを最大化。
- キャプチャモードを「スクリーンショット」>「フルスクリーン」または「領域選択」。
- 取得した画像を Snagit の編集ソフトウェアで保存。
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メリット
- 画面上に表示されている部分だけを即座に取得できる。
- 拡張機能で画像編集、テキスト抽出も可能。
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注意点
- ライセンス費用が必要。
7. PDF-XChange Editor(無料版)で画像抜き取り
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手順
- PDF-XChange Editor をインストール。
- 「Image Tool」アイコンでPDFページを閲覧。
- 画像を右クリックし「Extract Image」を選択。
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メリット
- PDF内のすべての画像を一括、または個別に抽出できる。
- 高度な編集機能が付随。
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注意点
- 無料版では一部機能にワトルマークが残る。
8. オンライン PDF Converter で PDF → PNG
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手順
- online-convert.comにアクセスし、「PDF to PNG」ツールを選択。
- 「Upload your PDF file」から対象ファイルをアップロード。
- 「Convert file」をクリックし、生成された PNG をダウンロード。
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メリット
- PDFを画像ファイルに変換し、必要な部分だけ抜き取る手軽さ。
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注意点
- 画像の大きさや解像度が制限される場合も。
9. Ghostscript(コマンドライン)でページ単位抽出
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手順
- Ghostscript をインストール(Linux/Windows/macOS)。
- コマンドラインで
gs -sDEVICE=pdfwrite -dNOPAUSE -dBATCH -dSAFER -dFirstPage=3 -dLastPage=5 -sOutputFile=output.pdf input.pdfと入力。
- 3〜5ページだけを含む
output.pdfが生成される。
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メリット
- 大量ファイルの自動処理に最適。
- 高度なスクリプト化が可能。
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注意点
- コマンドラインに慣れていないと手順がハードル高い。
10. Foxit PDF Reader(無料版)でページ分割
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手順
- Foxit Reader を開き、「Organize」タブへ。
- 「Split」>「By Page Range」を選び、抜き取りたいページ区間を入力。
- 「Split」をクリックし、指定範囲だけの新規PDFを保存。
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メリット
- インターフェースが直感的で、初心者でも扱いやすい。
- 無料版でもページ分割機能はフル。
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注意点
- 一部機能は有料プラン向けに制限される可能性がある。
まとめ
PDF切り取りは「ページ単位」「画像単位」「テキスト単位」など、目的に合わせて多様な手段があります。
- ページ単位なら Adobe Acrobat Reader, PDFsam, Preview などが利用しやすい。
- 画像単位なら LibreOffice Draw, PDF-XChange Editor, Snagit が便利。
- 自動化・大量処理には Ghostscript をおすすめ。
今回紹介した10種の方法は、すべて初心者がすぐに始められるものばかりです。まずは自身の目的に合ったツールを選び、実際に操作してみてください。PDFをより自由に扱えるようになれば、情報の整理・共有が格段にスムーズになります。ぜひ活用して、日々の業務や学習にプラスアルファを加えてみてください。


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